コスメとミュージカル

コスメやミュージカルなどの記事を投稿します。

【観劇レポ】宝塚歌劇 明日海りおさん退団公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精』

明日海りおさんの退団公演、

お芝居『A Fairy Tale  青い薔薇の精』の観劇感想です。

f:id:koronno:20191004073217j:image

お芝居『A Fairy Tale -青い薔薇の精』

ショー『シャルム』どちらも、

明日海りおさんの宝塚への愛

花組組子の明日海りおさんへの愛。

を感じる作品でした、、、。

 

ざざっとあらすじをご紹介

物語の舞台は、19世紀半ば産業革命によって、

経済の発展と環境汚染の問題を抱えている大帝国イギリスのロンドンが舞台。

世界初の万国博覧会が成功を収めたロンドンでは、

異国の珍しい植物が大ブーム。

そのブームに乗り植物を取り扱う会社で植物学者として働くハーヴィー(柚香光さん)が、仕事で向かった先のお屋敷の庭ウィングフィールドで、

美しい青いバラの精エリュ(明日海りおさん)と出会う。

昔は花がたくさん咲く綺麗なお庭だったのに、

訳あって花が咲かなくなってしまったウィングフィールドのお庭。

そのお庭に再び美しい花々を咲かせるというストーリー。

明日海りおさん退団公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精』の感想

f:id:koronno:20191003233735j:plain

まさに大人のファンタージー

舞台がファンタジーの国イギリスなこともあり、夢と現実が混ざり合ったディズニーアニメを見ているような感覚がありました。

男役明日海りおさんの美しさと儚さ、 そして去ることの寂しさを表現した、

明日海りおさんにぴったりの作品だったと思います。

 

もちろん宝塚オリジナル作品の醍醐味(笑)ともいえる、突っ込みどころも多々あります。

余談ですが、私は突っ込みどころがあることも宝塚らしさだと思っており、

大好きなポイントの一つです^ ^

花組トップ 明日海りおさん(青い薔薇の精エリュ)

とにかく人間離れした美しさと耽美さ。

男役明日海りおさんにしかできない、キャラクターですね。

自分が起こしたことにみんなを巻き込んだのに
俺様な態度」なのも最高です。

俺様な明日海りおさん、大好物。

トート閣下の闇をちょっとだけ抜いた雰囲気。

いきなりぬっと現れるところとかも、、、 

物語のキーとなる「忘れらることへの恐怖心と寂しさ」は、
もしかしたら、
明日海りおさんご本人も感じておられることなのかもな。と思いました。
 

花組次期トップ柚香光さん(植物学者ハーヴィー)

明日海りおさん演じるエリュに振り回される、
真面目な仕事人間ハーヴィーをコミカルに演じられており、次期トップを気負っていないように見えました。
しかし、物語の最後は舞台上で涙を流しておられて、その涙に明日海さんがいなくなることへの寂しさと不安も含まれているように感じました。

花組トップ娘役 華優希さん(妖精を信じる少女シャーロット)

とにかく可愛い。

無垢で夢見る少女時代から、現実を知って夢を見ることを諦め大人に、そしておばあさんになる様子は、華さんの演技力の高さもありとても心が痛かったです。

明日海りおさん演じるエリュとの関係性が、

恋愛でもなく友情でもない、なんとも言えない関係性だからこそ、

コンビ期間の短さが気にならない良い設定。

華さんも物語の最後は、舞台上で涙を流されていました。

瀬戸かずやさん(会社の社長オズワルド)

お髭の生えたお金が大好きなイヤラシイおじさま。

瀬戸かずやさんにやらせるなんて、最高です!!!

水美舞斗さん(庭師ニック)

お屋敷の奥様に密かに恋心を秘めた切ない演技や、

花々を愛する優しい雰囲気が水美舞斗さんらしくて素敵でした。

前回の汚い役も素敵ですが、包容力の高い大人の役も素敵!!!

城妃美伶さん(お屋敷の奥様フローレンス)

アーネストインラブで、大好きになった娘役さん。

今回で退団されることが残念です。

相変わらず美しく、心の綺麗な大人の女性を素敵に演じられてました。

 

まとめ

私は今回特に下調べもなく初見で観劇しましたが、

ストーリーについていけないということはなかったです。

エリザベート」などの大作も良いですが、

オリジナル作品は、その時のトップの魅力に合わせて作られるので、

トップと組子の魅力を引き出してくれる宝塚ならではの良さだといつも感じます。

しかしながら、『A Fairy Tale -青い薔薇の精』は、ものすごいチケット難、、、。

東京公演は映画館で観るしかない(泣)

明日海りおさんが、東宝エリザに出演される説が本当になることを祈って

最後まで応援&映画館から見守ります!